みなさん、こんにちは。coszaemonです。
子供の頃に”これ、普通に身近にあったよね!”って思い出すものと言えば何でしょうか?
いろいろある多くの中で給食で飲んだビン牛乳も今では懐かしアイテムの一つとなっているのでは。温泉やスーパー銭湯で見かける小岩井乳業のビン牛乳が3月をもって生産、販売終了となる模様。今後はパック型に統一されるいうことで懐かしのアイテムがまた一つその役目を終えることとなりました。
今回はこの小岩井乳業のビン牛乳の終了について見ていきたいと思います。
小岩井乳業とは
小岩井乳業株式会社は、本社を東京都中野区に置く乳業メーカーとして、1891年に創業した老舗企業。三菱資本の小岩井農場をその母体として、1976年当時の小岩井農場を経営していた小岩井農牧株式会社の乳業部門を引き継ぐ形で、同じ三菱系の麒麟麦酒株式会社(現・キリンホールディングス)との折半出資により設立されました。生産拠点として小岩井農場(岩手県 )内の小岩井工場、埼玉県の東京工場、栃木県の那須工場などがあります。その後、2010年出資元であるキリンホールディングスが小岩井乳業の再編を発表。キリンの直接の子会社として出発することとなります。続いて小岩井乳業のほぼ全ての株式を保有する措置をとり完全に支配する形となりました。2011年にはチルド部門を譲渡。再編完了後の小岩井乳業はキリンホールディングスの直接事業子会社となり、乳製品の製造や販売に特化した経営を行うようになりました。
なぜここにきての終了なのか
今回のビン牛乳の終了については主に2つの理由を挙げています。
1。固定費
需要の減少とともに相変わらず製造ラインの固定費は毎回のようにかかっていることが経営状況を圧迫してきている模様。リターンが見込めない投資を避ける決定がなされたようです。
2。需要の低下
ビン牛乳は主に銭湯などで販売されてきたわけですが、その銭湯自体の減少やパックと比べて持ち運びがしにくいといった理由も大きく影響した模様です。
まとめ
今回は、小岩井乳業のビン牛乳の生産終了について取り上げました。今後は「小岩井牛乳」や「小岩井コーヒー」「小岩井まきば」などの200ミリリットルの瓶入り商品8品を150ミリリットルの小型紙パックへ切り替えて販売するそうです。
昔ながら雰囲気を思い起こすようなビン牛乳の終了は何とも寂しい限り。時代の流れの一つなんでしょうか。これからもこうやって子供の頃にあった懐かしアイテムは新しい物へと変わっていくことでしょう。この流れには逆らえないところもありますが、存続している限りは少しでも買ってみたり、使用してみたりして長く続いていくよう貢献していきたいですね。