まあー、ちょっと立ち寄ってちょ。

海外在住の青年が織り成す日常模様。

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ブランド復権へ。日産自動車の人員削減問題について考察してみた。

みなさん、こんにちは。

 

coszaemonです。

 

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今や、日本車は世界どこにでも見かけ、世界ブランドとなってますよねー。

同じ日本人としては外国で日本車を見かける時ほど嬉しいことはありません。

 

しかし、世の中はそんなに甘くはありません。

待っているのはそう、競争です。

 

これは国内メーカのみならず、外資系メーカとも熾烈なシェア争いを勝ち抜く品質が日々求められます。

 

今日は日本を代表する自動車メーカー

 

日産自動車

 

の早期退職者大幅増加計画発表について

考察します。

 

 

日産自動車とは

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 (引用:日産自動車 - Wikipedia

 

本社を横浜に置く誰もが知る大手自動車メーカー。世界的にも”Nissan”ブランドは今や世界へ浸透。北米やヨーロッパを中心に50か国以上に高級車を中心に販売展開しています。

 

ルノー、三菱自動車とのアライアンス体制で世界一へ

 

この世界展開は外資のルノーや三菱自動車とのアライアンス戦略も大きく寄与する。ルノーの車種を「日産」ブランドで販売してブランド力強化に努め、また、このアライアンス形成で三菱自動車の筆頭株主となり、経営にも参画。2017年の上半期には、ルノー、三菱自と合わせた世界販売台数約1061万台を売り上げてグループ第1位を獲得。世界ナンバーワンに輝きました。

 

具体的な高級ブランドとしてインフィニティー、低価格車としてダットサンを輸出するが、最大の強みはSUV と小型車の生産台数。日産自動車の2010暦年のグローバル販売台数及び、グローバル生産台数は共に400万台を超えるようになりました。日本の自動車メーカーとしてはトヨタ自動車に次いで2番目に400万台の大台を突破を果たし、2017度の国内登録台数はトヨタ自動車に次ぐ第2位を占める位置まで迫っています。

 

ゴーン氏の逮捕、解任で揺れた日産

 

日産とはいえば、筆頭株主であるルノーからCEOとなったカルロス=ゴーン氏が真っ先に頭に浮かぶでしょう。昨年11月に金融商品取引法違反は発覚し逮捕されたのは記憶に新しいです。この一連の容疑で日産は臨時取締役会を招集。ゴーン氏の役職と側近のグレッグ=ケリー氏の解任を決議するに至りました。

 

ゴーン氏の逮捕で大荒れに荒れた日産ですが、5月に一度発表したリストラ計画を見直しを発表しました。その内容を見ていきます。

 

4800人から1万人強へのリストラを実施か。

 

今回のプランは早期退職なども含めて世界で1万人超の人員削減を計画しているとのこと。業績立て直しに向けて生産体制を見直した固定費削減による利益水準の引き上げを図ることが理由になっています。

 

1万人のリストラ計画は当初は5月に公表した4800人から大幅な増加。今月25日に予定する2019年4~6月期決算発表時に示す見通しとのこと

削減対象は、利益水準の低い海外の工場が中心となる見込みだ。日本国内でも一部の生産ライン縮小などで、生産の効率化を図っていくのが狙いです。

 

まとめ

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今回は日産の早期退職者大幅増加計画発表について考察しました。

 

思い切ったリストラは今や世界の潮流。

”世界のNissanブランド”は日本の製造業を世界にアピールするために今後も必須の価値を誇っていくためにも致し方ない方策と考えます。

 

長年の営業努力と世界展開で培ったこのブランドを今後とも守り続けていくためにも目先の利益だけにとらわれず、足元をしっかりと見据えた改革が今の日産には求められているのでしょう。

 

この機を逃さず、体力を回復させ、トヨタと切磋琢磨する”世界のNissan"の復活を楽しみに待っています。

 

では、また。